身近な職業(6) 駅員、電車の運転手(鉄道員)のブログ

| コメント(0)

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は鉄道関係で働く人――駅員さん、車掌さん、電車の運転手さんなどを、まとめて紹介します。


駅員さんや電車の運転手さんってどんな仕事?

駅員さんや、電車の運転手さんなどは、まとめて「鉄道員」や「鉄道職員」と呼ばれます。駅員として駅で働くのと電車の運転をするのとでは全く仕事の種類が違い、また、鉄道の運転士(バスと同様、運転する職業は「運転士」です)になるには免許が必要なのですが、どちらの仕事をするにしても、入り口は一緒になります。

鉄道会社に就職した新入社員は、みんな最初は一般職員(いわゆる駅員)として現場の仕事を始めます。鉄道の運転士になるには「動力車操縦者免許」という免許が必要なのですが、これを取得するためには鉄道会社で駅員や車掌として働きながら経験を積み、会社からチャンスを与えられる必要があります。また、視力などの条件もあります。

「動力車操縦者免許」とは鉄道や路面電車の運転士になるために必要な免許の総称で、運転する車種(蒸気機関車、普通の電車、新幹線など)によって細かく免許が別れています。就職した鉄道会社で取り扱っている車種の免許を、鉄道会社が保有している訓練施設で学び取得することになります。そのため、動力車操縦者免許は個人で取得することはできません。

駅員さんや電車の運転手さんのブログ

毎回、テーマとなる仕事に就いて働いている人のブログを探すために検索サイトでいろんなキーワードを入力するのですが、今回はビックリするほど鉄道ファンのブログが出てきて、実際に働いている方のブログを見つけるのには、たいへん苦労しました。

しかも鉄道ファンの年齢層の広いこと......。中学生や高校生が作る鉄道写真ブログもたくさんあるし、もっと上の年代の人たちも非常に多く、これがまた、いずれもコンテンツがすごく充実しているんです。「鉄」の世界ってすごいなと、あらためて驚きました。

Yahoo!ブログ - 陸高駅長日記

岩手県にある「陸前高田駅」の、本当の駅長さんのブログのようです。内容は陸前高田の風景や観光情報がメインで、お仕事の話はほとんどないのですが、地域に密着した駅長さんの日記というのも興味深いです。


21世紀を駆ける 吊掛け電車運転士のBlog

更新が止まってしまっているようですが、電車の運転士を目指す人にとって参考になりそうな内容なので、紹介します。ブログオーナーの「力也会長」さんは、名古屋の地下鉄で運転士として働いた後、地方私鉄の運転士として転職されたそうです。その転職の理由は「私は生来の鉄道ファン、あくまで"電車に乗務していたい"願望のため運転の現業から外れた辞令を交付された返事に、辞表を提出してしまったのです。」だそうですが、その後、運転士として転職するために、けっこう苦労されたようです。

その後の転職活動については、「免許証が無くてもベテラン運転士に」、「動力車操縦者運転免許に関する省令」を読んでみてください。へぇーと驚く内容です。


「のと鉄道」運転士の乗務日誌

石川県の能登半島を走る「のと鉄道」の運転士さんによるブログ。会社公認だそうです。地方ではマイカーが普及し、それに伴って鉄道やバスなど公共交通機関の利用が減っていて、さまざまな問題が起きています。比較的軽い問題としては、バスや電車に乗ったことがなく、乗り方の分からない子どもがいる、というものがあります。そんな初めての電車通学をする新一年生のために「乗車指導」というものが行なわれるそうです。これは初めて知りました。

それから「起床装置」が、たいへん興味深かったです。運転士さんが起きられなくて始発電車が出られなかったら大事ですから、ずいぶんハードな装置を使って起きるんですね^^;


銚子電鉄の日記帳

「千葉県のローカル鉄道・銚子電鉄が、電車の修理費を稼ぐためにぬれ煎餅を販売」というニュースを覚えているでしょうか? 全国ニュースに取り上げられ、鉄道ファンだけでなく多くの人を巻き込んだこの「銚子電鉄ぬれ煎餅騒動」の発端は、銚子電鉄のホームページに書かれた切実なメッセージからでした。

思わぬ反響を受けて、銚子電鉄はブログで毎日の運行状況を報告し始めます。最初の記事は2006年の11月21日。「見守っていただける皆様には、可能な限り毎日、今の銚子電鉄をお知らせしてます。」と書かれています。その後、銚子電鉄のこと、ぬれ煎餅販売のこと、取材のことやブログのことなどがびっくりするほど正直に書き込まれたブログが毎日続きます。

例えば、2006年11月25日の日記には「なんか、小学生の作文のようになってしまいましたが、本心からの気持ちを今日は書いてみました。」なんて一文がありますが、企業としての対面を気にする普通の会社では、社員にこんなことは絶対書かせません。でも、この普通じゃない正直さが、ブログではみんなに好感を持って受け入れられています。ブログって不思議です。

このブログを書いていた向後功作さんは、ブログでの体験などを「がんばれ!銚子電鉄」という本にして出版されました。また、ブログは移転し、「向後功作の銚子散歩」として現在も続いています。


もっと詳しく知るには


動力車操縦者 - Wikipedia
鉄道高校って? -OKWave
運転士になるためにはどんな訓練を必要とするのですか? Q&A-日本民営鉄道協会
鉄道の未来学-日本民営鉄道協会

コメントする

このブログ記事について

このページは、小林が2008年3月 2日 01:47に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「身近な職業(5) 保健室の先生(養護教諭)のブログ」です。

次のブログ記事は「身近な職業(7) 消防士(消防官)のブログ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.2rc5-ja