2008年3月アーカイブ

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は、身近だけども、できればお世話にならない方がいい職業のひとつ・消防士(消防官)を紹介します。

消防士(消防官)ってどんな仕事?

消防士・消防官と呼ばれる職業は、正確には「消防吏員(しょうぼうりいん)」と言います。消防吏員は、「消防総監」、「消防司監」~(中略)~「消防士長」、「消防副士長」、「消防士」と10段階の階級に別れていて、「消防士」はいちばん低い階級を表す名前でもあります。ここでは、以降「消防士」という呼び方で統一します。

消防士は市町村(東京23区の場合だけは東京都)に属する地方公務員として、火災の消火活動や救命活動のほか、一般の人を対象にした防災指導や消防設備の点検などの仕事も行います。

消防士になるには、高校や大学を卒業し、市町村(または東京都)の採用試験を受けます。試験は2、3段階の選別をしながら、一般的な教養試験、体力検査、小論文、面接と、けっこうヘビーな内容で行われます。合格して採用されると、はじめに「消防学校」という学校で消防士としての基礎を学び、その後、救助隊や消火隊など、専門の部署に配属になります。

職業としての消防士のほかに、「消防団」というものがあります。これは、町の(ほかの仕事を持っている)人たちが集まって組織する団体で、基本的なボランティアであり、職業ではありません。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は鉄道関係で働く人――駅員さん、車掌さん、電車の運転手さんなどを、まとめて紹介します。


駅員さんや電車の運転手さんってどんな仕事?

駅員さんや、電車の運転手さんなどは、まとめて「鉄道員」や「鉄道職員」と呼ばれます。駅員として駅で働くのと電車の運転をするのとでは全く仕事の種類が違い、また、鉄道の運転士(バスと同様、運転する職業は「運転士」です)になるには免許が必要なのですが、どちらの仕事をするにしても、入り口は一緒になります。

鉄道会社に就職した新入社員は、みんな最初は一般職員(いわゆる駅員)として現場の仕事を始めます。鉄道の運転士になるには「動力車操縦者免許」という免許が必要なのですが、これを取得するためには鉄道会社で駅員や車掌として働きながら経験を積み、会社からチャンスを与えられる必要があります。また、視力などの条件もあります。

「動力車操縦者免許」とは鉄道や路面電車の運転士になるために必要な免許の総称で、運転する車種(蒸気機関車、普通の電車、新幹線など)によって細かく免許が別れています。就職した鉄道会社で取り扱っている車種の免許を、鉄道会社が保有している訓練施設で学び取得することになります。そのため、動力車操縦者免許は個人で取得することはできません。

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