2008年1月アーカイブ

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。まずは小学校の先生です。

小学校の先生ってどんな仕事?

小学校の先生は「教諭(きょうゆ)」と呼ばれます。「教え、諭(さと)す」という文字の通り、授業で勉強を教えるだけでなく、小学校の児童の健康面や精神面の面倒も見ます。また、近年では学校内外の不審者対策なども重要な仕事と考えられています。

小学校の先生になるには、大学や大学院で勉強し、「小学校教員免許状」を取得します。その後、地方の教員採用試験に合格して地域のどこかの小学校に採用されるか、私立校ならばその学校の採用試験に合格することで、晴れて小学校の先生として教壇に立つことができます。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートの、女子が将来なりたいもの第3位は「看護師」だそうです。


看護師ってどんな仕事?

病気やけがで日常生活が困難な人を助けたり、精神的に支えることを「看護」と言います。看護師は主に病院や福祉施設で、その名のとおりの「看護」をする人のことです。以前は女性は「看護婦」、男子は「看護士」と呼ばれていましたが、現在では統一されて「看護師」と呼ばれます。

看護師になるには、看護師の専門学校を卒業し、看護師の国家試験を受けます。そのほか、短大や大学の看護科で学ぶコース、高校の看護科(5年制)で学ぶコースもあります。

看護師よりも取りやすい「准看護師」という資格もあります。現場での准看護師は、看護師との仕事の区別がほとんどないわりに給料は安い、という立場に置かれることが多いようです。

近年では医療が高度化・専門化しており、それに対応するために「認定看護師」、「専門看護師」という、ハイレベルな看護師を認定する制度があります。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートの、男子が将来なりたいもの第3位は「学者・博士」だそうです。典型的なイメージとしては、白衣を着て研究に打ち込む科学者、といった感じでしょうか。もしくは、テレビなどで難しい科学について分かりやすく紹介する人たちのようなイメージかもしれません。


学者・博士ってどんな仕事?

「学者」は、何らかの専門分野について研究をしたり、人に教えたりする人のことを言います。一方で「博士(はかせ)」という職業はありません。職業というよりもキャラクターのイメージを指す言葉となっているように思います。「博士」について、ちょっと詳しく説明しましょう。

「博士(はくし)」は、大学やさらに上の教育機関で勉強することによって得られる、「学位」という称号の一種です。

一般的には、大学でまず4年間勉強すると「学士」という学位が手に入ります。そこからさらに大学院に進学し、2年の修士課程を終えると「修士」、その後さらに3年間の博士課程を終えることで「博士(はくし)」となります(この課程や年数には例外もあります)。分野ごとに「医学博士」、「工学博士」といったものがあり、これを持つ人は、その分野の深い知識や研究能力を持つ人ということになります。

大学の先生や、「○○学の専門家」としてたびたびテレビに出るような人たちは「学者」、そして、企業の研究室などで新製品を発明・開発するような人は「研究者」、「科学者(そして映画やマンガでの典型的なキャラクターとしての『博士:はかせ』)」と呼ばれることが多いようです。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートの、女子が将来なりたいもの第2位は「保育園・幼稚園の先生」だそうです。

保育士、幼稚園の先生ってどんな仕事?

保育園と幼稚園は、似ているようで実はけっこう違います。保育園は、家で保育が難しい家庭の子どもを預かり、保育する施設で、「児童福祉施設」というものにカテゴライズされます。0歳の赤ちゃんから預かることもあります。

それに対して幼稚園は、3歳〜小学校入学前の子どもを保育すると同時に、心身の発達をたすけるための教育も行う「教育施設」です。それぞれ、少し違う感じがしますよね。そこでの先生に期待される役割も少し違っていて、また、なるための方法もちょっと違います(ちなみに最近では、両方を一緒にしてしまおうという「幼保一元化」という考えもあるようです)。

保育園の先生になるには「保育士」の資格が必要で、幼稚園の先生は「幼稚園教諭」の資格が必要です。それぞれ別の資格で、取り方も違います。

保育士の資格を取るには、保育系の大学・短大・専門学校を卒業するか、通信講座等で勉強し、自分で保育し資格試験に合格します(学歴によっては、保育施設での実務経験が必要になる場合もあるようです)。

幼稚園教諭の資格には、二種、一種、専修の3種類があり、それぞれ必要な単位を大学・短大・専門学校で取得して試験を受けます。学校によっては、幼稚園教諭と保育士の、両方のための勉強ができるところもあります。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートの、男子が将来なりたいもの第2位は「サッカー選手」。1位の野球選手と並んで人気の職業ですね。近年では海外で活躍する選手が多くなっていますが、ここでは日本のプロサッカー選手(Jリーガー)について紹介します。

プロサッカー選手ってどんな仕事?

所属チームの一員として、また時には日本代表として試合に出場し、プレーで観客を魅了します。

プロサッカー選手としてJリーグチームと契約するには、高校や大学のサッカー部で活躍しスカウトされるほか、各チームのスクールやユースチームに所属して実力を付け、Jリーグチームに上がるという道もあります。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケート、女子が将来なりたいものの第一位は、10年以上にわたって「食べ物屋さん」がトップだそうです。「食べ物屋さん」だと非常に範囲が広いですが、ここでは「ケーキ屋さん」を取り上げてみます。

ケーキ屋さんはどんな仕事?

ケーキ屋さん、または洋菓子店での菓子職人――最近では「パティシエ」という呼び名も定着しています。「パティシエ」はお菓子を作る人を表すフランス語の男性形で、女性は「パティシエール」と呼ばれます。そして、洋菓子店はフランス語で「パティスリー」。この呼び方も、よく使われます。

ケーキ屋さんになるには、特に資格などは必要ありません。ただし、自分でお店を出す際には「食品衛生制責任者」が必要になります。これは、栄養士、調理師、製菓衛生師などの資格を持つ人か、または保健所での講習を受けた人がなれます。

無資格でなれる(実際には調理師や製菓衛生師の資格を取得している人が多いようです)とはいえ、人気のお店になるには技術やセンスが必要です。製菓学校で学んだり、お店に就職して修行(人によっては本場のフランスで修行)したりして、実力を付けていきます。そして、コンテストに参加して実力を試すこともあります。コンテストで入賞すれば有名になり、お客さんが集まることも期待できます。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートによると、男子が将来なりたいものの第一位は、2005年〜2007年の3年連続で「野球選手」だそうです。

野球選手の働き方にも、アメリカで活躍するメジャーリーガーや日本の実業団(企業に就職し、その野球部で活動します)などさまざまなものがありますが、今回は、日本のプロ野球選手を紹介します。


プロ野球選手はどんな仕事?

日本野球機構に所属するセ・パ12球団と契約する選手が普通に言うところの「日本のプロ野球選手」です。このほか、地方の独立リーグもあります。

プロ野球選手になるには、高校や大学の野球部で活躍し、スカウトされて毎年11月に行なわれる「ドラフト会議」で指名を受けます。また、各球団が行なう入団テストで高い成績を取ることで、ドラフト会議の指名を受けられることもあります。

毎年のドラフト会議で指名を受けられるのは、わずかに70名ほど。各球団で保有できる選手の数が決まっているため、同じだけの数の選手が毎年職を失います。


プロ野球選手のブログ

現在、多くのプロ野球選手が自分のブログを持っています。なぜ、みんな野球で忙しいはずなのにブログを書いているのでしょうか?

野球場では、選手はヒーローインタビューでお立ち台に上りでもしない限り、私たちに何もしゃべってくれません。スポーツニュースや新聞を通して見る選手の姿は、ミスをやたらと批判されたり、活躍したらとにかくヒーロー扱いだったりと、テレビ局や新聞社の人の目を通したもので、選手の本音が私たちに直接伝わる機会は、意外と少ないものです。

これまで、プロ野球選手や芸能人などは、それを「しかたのないこと」、「有名税だから」なんて諦めていたこと多いのだそうです。でも、そこに登場したのが、自分の本音を直接みんなに伝えられる「ブログ」です。また、自分の声を伝えると同時に、ファンの声を聞く貴重な場として考え、大事にしている選手も多いようです。

13歳のハローワーク2003年に村上龍さんの「13歳のハローワーク」という本がヒットし、最近ではNintendo DS向けのゲームソフトにもなっています。13歳というと、まだまだ自分の将来について現実的なイメージは持ちにくいと思いますが、13歳ぐらいの好奇心の強い時期にさまざまな職業について知り、)があることを知り、自分の興味に合った職業にはどんなものがあって、どうすればなれるのか、ということを大まかにでも知っておくことは、とても意味があることだと思います。


ブログブームで多数の「職業ブログ」が生まれた

さて、現在は2003年と違って、インターネットで「ブログ」がブームになり、たくさんの人がブログを書いています。その中にはさまざまな職業の人がいて、毎日の仕事中のできごとや、考えたことなどを書いています。

中には、お子さんが将来なりたいと思っている職業に就いている人や、その職業に向かって努力している人もいて、毎日の出来事や考えたことなどをブログに書いています。

「13歳のハローワーク」を含めて本や進路指導の資料などでの職業紹介は、だいたい一般的・全体的な紹介に留まります。ですが、実際に働いて、同じ時間をともに生きている人のブログは、その仕事について知り、考えるための、なによりリアルな教材になると考えています。

日記を読むことで、初めて分かることってあります。小中学生でも、毎日ブログや日記を書いたり読んだりしている人は多いと思いますが、こんな経験はありませんか?

ブログを読んだら、自分も体験した気がしてくる

続きを読む: はじめに:「はたらく」ってどういうこと? ブログを読んではたらく人の世界を覗いてみよう

このアーカイブについて

このページには、2008年1月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

次のアーカイブは2008年2月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.2-ja