テレビや雑誌で特集されることも多い「ラーメン」。単に料理として取り上げられるだけでなく、店主のこだわりとか、今の味にたどり着くまでの波瀾万丈の人生を紹介してドラマチックに紹介されることも多く、飲食店の中でも、ちょっと変わったポジションにいる業種だと言えそうです。


ラーメン屋さんってどんな仕事?

その名のとおり、ラーメンをメインとする飲食店がラーメン屋です。一般的にはお店の中でスープを作り、製麺所から買い付けた麺をゆでて、スープの中に入れ、チャーシューやメンマなどの具材を載せてお客さんに出します。中には、自前で麺を作る(自家製麺)お店もあります。

ラーメンは1,000円あれば食べられる庶民的な値段と、味のバリエーションの豊かさ(塩、しょうゆ、味噌などに加えて、最近では「ご当地ラーメン」が人気です)が特徴です。味のバリエーションの豊かさゆえに、いろんな物語を乗せて語る格好のネタになっているのかもしれません。

ラーメン屋にもさまざまなお店がありますが、テレビなどで取り上げられやすいのは、店長が自分で研究した、その店オリジナルのラーメンを出す店です。人気の出たラーメン店は従業員を増やし、彼らに技術を教えて「のれん分け」として、同じ店の支店を出させることで全国に広がり、大きくなっていきます。

別のシステムとして、技術を身につけていない従業員にも同じおいしいラーメンが作れるように調理方法などを工夫し(例えば工場でスープを作り各店に配達するなど)、誰でも同じ味のラーメンが出せるようにして「チェーン店」を出す、という拡大のしかたもあります。全国にお店を持つラーメン店のどれが「のれん分け」方式でどれが「チェーン店」方式か、と簡単に見分けるのは難しく、また、どっちがどっち、と簡単に分類できないお店もあるかもしれません。

「こだわりのラーメン職人」の姿に魅力を感じるなら、技術を重視するラーメン店に就職し、親方からみっちりと教わってから「のれん分け」をさせてもらうか、自分で新しい店を開店する、という形を目指すのが一般的なようです。

今回からは、食べ物に関わるさまざまな仕事を紹介したいと思います。第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートによると、女子が将来なりたいもの第一位は圧倒的に「食べ物屋さん」。男子にとっても「食べ物屋さん」は第4位で、たいへん人気のある職業です。とても身近な仕事で、働いている姿がイメージしやすいことも、人気の理由のひとつかなと思います。

今回はそんな「食べ物」に関わる職業の中でちょっと意表を突いて、おおもとの材料を作る「農業・農家」のブログを紹介します。


農業・農家ってどんな仕事?

農業は大ざっぱに言うと、家畜(牛、豚、鶏など)を飼育し、肉や牛乳、卵などを売る仕事と、米や野菜、果物などを生産する仕事に大別できます。またそのほかに、花を作ったり、畳の材料になるイグサや服の材料になる木綿などを生産する仕事も農業に分類されます。

豊かな自然に囲まれ、植物や動物を育てていく、という魅力がある一方で、天候不順や災害など、人間の力ではコントロールできない自然の厳しさに触れる仕事でもあります。

「農業」というと、という昔話や童話の世界が今も続いているようなイメージがあるかもしれません。でも実際には、効率よく仕事をするための機械を導入したり、バイオテクノロジーや最新の科学を応用した農法が使われたりと、さまざまな技術革新が行なわれています。また最近では、トウモロコシを使ったバイオ燃料が注目されていたりもして、今後も大きく変わっていきそうな世界です。

農業をするための資格は特にありませんが、何を生産するにしても、基本的には土地が必要です。最近では、移住して農業を始めたい人のための支援制度を行なっている地方の自治体も多く、そうした制度を利用して農業を始める人もいます。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は、身近だけども、できればお世話にならない方がいい職業のひとつ・消防士(消防官)を紹介します。

消防士(消防官)ってどんな仕事?

消防士・消防官と呼ばれる職業は、正確には「消防吏員(しょうぼうりいん)」と言います。消防吏員は、「消防総監」、「消防司監」~(中略)~「消防士長」、「消防副士長」、「消防士」と10段階の階級に別れていて、「消防士」はいちばん低い階級を表す名前でもあります。ここでは、以降「消防士」という呼び方で統一します。

消防士は市町村(東京23区の場合だけは東京都)に属する地方公務員として、火災の消火活動や救命活動のほか、一般の人を対象にした防災指導や消防設備の点検などの仕事も行います。

消防士になるには、高校や大学を卒業し、市町村(または東京都)の採用試験を受けます。試験は2、3段階の選別をしながら、一般的な教養試験、体力検査、小論文、面接と、けっこうヘビーな内容で行われます。合格して採用されると、はじめに「消防学校」という学校で消防士としての基礎を学び、その後、救助隊や消火隊など、専門の部署に配属になります。

職業としての消防士のほかに、「消防団」というものがあります。これは、町の(ほかの仕事を持っている)人たちが集まって組織する団体で、基本的なボランティアであり、職業ではありません。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は鉄道関係で働く人――駅員さん、車掌さん、電車の運転手さんなどを、まとめて紹介します。


駅員さんや電車の運転手さんってどんな仕事?

駅員さんや、電車の運転手さんなどは、まとめて「鉄道員」や「鉄道職員」と呼ばれます。駅員として駅で働くのと電車の運転をするのとでは全く仕事の種類が違い、また、鉄道の運転士(バスと同様、運転する職業は「運転士」です)になるには免許が必要なのですが、どちらの仕事をするにしても、入り口は一緒になります。

鉄道会社に就職した新入社員は、みんな最初は一般職員(いわゆる駅員)として現場の仕事を始めます。鉄道の運転士になるには「動力車操縦者免許」という免許が必要なのですが、これを取得するためには鉄道会社で駅員や車掌として働きながら経験を積み、会社からチャンスを与えられる必要があります。また、視力などの条件もあります。

「動力車操縦者免許」とは鉄道や路面電車の運転士になるために必要な免許の総称で、運転する車種(蒸気機関車、普通の電車、新幹線など)によって細かく免許が別れています。就職した鉄道会社で取り扱っている車種の免許を、鉄道会社が保有している訓練施設で学び取得することになります。そのため、動力車操縦者免許は個人で取得することはできません。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は、学校で具合が悪くなった時などにお世話になる「保健室の先生」です。

保健室の先生ってどんな仕事?

保健室の先生は「養護教諭」と言います。普通の学校の先生(小学校教諭や中学校教諭)とは別の資格で、仕事の範囲も違います。また、養護学校の先生「養護学校教諭」と間違われることがあるようですが、まったく違う職業です。

養護教諭は、学校で児童・生徒の養護を担当します。「養護」というのは難しい言葉ですが、健康を守り、成長を助けることを言います。普通の先生が主に教えること(教育)を担当するのに対して、体調の管理や心のケアなどをするのが保健室の先生、というわけですね。

保健室の先生は、通常はいつも保健室にいて、病気やケガなどでやってきた子の世話をします。時には心の悩みを聞いたり、相談にのってあげたり、ということもあります。また、保健の授業などで先生と一緒に講義をすることもあるようですが、これは例外的なことであるようです。

養護教諭の免許を取るには、学校の先生と同じように大学や短大、専門学校に肺って単位を取得します。また、看護師や保健師の資格を取得してから養護教諭の免許を得る道もあります。

免許を取得したら、学校の先生と同じように地域や私立学校の採用試験を受けます。養護教諭の資格があれば、幼稚園、小学校、中学、高校と、どの学校にも勤められるようです。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は「バスの運転手」です。毎日、通学にバスを使っているという人も多いのではないでしょうか。運転手さんたちのホンネを覗いてみましょう。


バス運転手ってどんな仕事?

バスの主な仕事は、2種類に分けられます。ひとつは通勤・通学に使われる「路線バス」、もうひとつは修学旅行などで乗る「観光バス」です。そのほかに、ホテルや大型レジャー施設などが持っている「送迎バス」もあります。

バスの運転手(職業としては「運転士」と呼ばれることが多いです)として、大勢のお客さんを乗せたバスを運転するには、「大型自動車第二種免許」という運転免許が必要になります。

ですから、基本的には大型自動車第二種免許がないとバス運転士として就職することはできません。ただし、会社によっては社員(または契約社員など)として働きながら、免許を取得するために自動車学校に行くのを支援してくれる(費用を会社が負担してくれる場合も)ところもあります。

大型自動車第二種免許を取るためには、普通自動車免許(第一種免許と呼ばれます)を取得してから3年以上の運転経歴が必要です。つまり18歳ですぐに車の免許を取ったとしても、21歳にならないと取得できません。さらに、視力・聴力など身体的な条件も定められています。一般的にはこれらの条件を満たした上で大型自動車第二種免許が取得できる自動車学校に入学し、技能試験にパスします。大きなバスを操って大勢のお客さんを安全に運ぶための技能はとても高度で、試験はなかなかの狭き門となっているそうです。


路線バスの運転士になるには、バス路線を運営している自治体や交通会社、バス会社に就職します。観光バスの運転士になるなら、観光バスを運営している観光会社やバス会社を目指します。

たいていのバス会社では路線バスも観光バスも持っていて、運転手として就職すると両方を経験する機会があるようです(今日は路線、明日は観光、とコロコロ変わることはないようですが)。また送迎バスについては、自社の送迎バスのために、ホテルなどが運転士を募集するケースと、バス会社が送迎バスの運転を請け負って、運転士を派遣するケースがあるようです。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は中学校の先生です。

中学校の先生ってどんな仕事?

中学校の先生は「中学校教諭」と呼ばれます。小学校の先生と同様、大学や大学院で勉強し、「中学校教員免許状」を取得し、地方の採用試験、または私立校の採用試験を受けて、教壇に立ちます。

小学校の先生はほとんど全ての教科を1人で教えるのに対して、中学校からは、先生ごとに教える教科が決まっている「教科担任制」となります。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。今回は、町のあちこちにあるコンビニエンスストアです。コンビニの店員さんたちは、どんなふうに働き、どんなことを考えているのでしょうか。


コンビニエンスストア店員・オーナーってどんな仕事?

コンビニエンスストアは「フランチャイズ」というちょっと特殊な方式で各地に出店しています。まずは、この「フランチャイズ」の仕組みについて簡単に知っておきましょう。

セブンイレブン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアは、「本部」となる会社があります。これはお店ではありません。そして、全国各地のほとんどのコンビニは、お店のオーナーが、本部と「セブンイレブンとしてお店を出していいですよ」という契約をして、お店を出しています。

コンビニ本部は、オーナーと契約をして(権利を売って)、契約に基づいて仕入れた商品を届けたり、宣伝のしかたなどを教えたりします。

オーナーは、契約して契約金を支払うことで、商品の仕入れや宣伝などの複雑なノウハウを全部本部から貰うことができ、また「セブンイレブン」などの人気のあるお店の看板を出せる、というのが魅力です(知らない名前のあやしいお店よりは、よく知っているコンビニの方が入りやすいですよね)。このような契約によるビジネスのことを「フランチャイズ」と呼びます。

つまり、本部はオーナーに「お店を出す権利」を売るのが主な仕事です。そして、個々の店を経営するのはオーナーで、そのオーナーが、お店で働く店員やアルバイトを雇っています。コンビニの仕事には、この「本部の社員」、「お店のオーナー」、「お店の店員」の3種類があるわけです。

皆さんが毎日接している、身近な大人たちの職業について見てみましょう。まずは小学校の先生です。

小学校の先生ってどんな仕事?

小学校の先生は「教諭(きょうゆ)」と呼ばれます。「教え、諭(さと)す」という文字の通り、授業で勉強を教えるだけでなく、小学校の児童の健康面や精神面の面倒も見ます。また、近年では学校内外の不審者対策なども重要な仕事と考えられています。

小学校の先生になるには、大学や大学院で勉強し、「小学校教員免許状」を取得します。その後、地方の教員採用試験に合格して地域のどこかの小学校に採用されるか、私立校ならばその学校の採用試験に合格することで、晴れて小学校の先生として教壇に立つことができます。

第一生命が小学6年生までの子どもを対象に行ったアンケートの、女子が将来なりたいもの第3位は「看護師」だそうです。


看護師ってどんな仕事?

病気やけがで日常生活が困難な人を助けたり、精神的に支えることを「看護」と言います。看護師は主に病院や福祉施設で、その名のとおりの「看護」をする人のことです。以前は女性は「看護婦」、男子は「看護士」と呼ばれていましたが、現在では統一されて「看護師」と呼ばれます。

看護師になるには、看護師の専門学校を卒業し、看護師の国家試験を受けます。そのほか、短大や大学の看護科で学ぶコース、高校の看護科(5年制)で学ぶコースもあります。

看護師よりも取りやすい「准看護師」という資格もあります。現場での准看護師は、看護師との仕事の区別がほとんどないわりに給料は安い、という立場に置かれることが多いようです。

近年では医療が高度化・専門化しており、それに対応するために「認定看護師」、「専門看護師」という、ハイレベルな看護師を認定する制度があります。

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